初めてプロボノを経験して感じたこと

今年の2月から4月までの3か月間、大企業人材とベンチャー・地方企業をつなぐプロボノプログラムの運営のボランティアをさせていただきました。

つまりプロボノ支援のためのプロボノ、というちょっとややこしい立ち位置。

基本は運営なので中身の議論には入らず、最初の打ち合わせの進行役や、各連絡を参加者に連絡するという役割でした。本当は中身にがっつり入ったほうが俄然楽しかっただろうなあと思うのですが、残念ながらそこには参加しない立ち位置でした。

 

やってみて、本業をしながら、子育てをしながら、ボランティアをする形になるので、モチベーションを保つのがけっこうしんどかったなというのが率直な感想です。

プロボノってボランティアだから当たり前だけど「無給」。

しかもオンラインの付き合いだから極端な話さぼろうと思えばさぼれるので、

プロボノ事業って人の善意とやる気で成り立っているものなんだろうな・・・という若干卑屈な感想を抱いてます。

 

ただもちろん良いこともあって、他業種の方と仕事ができるというのは本当に貴重な経験でした。自分ができると思っていたことが実は全然だったり、逆に自分ではできて当たり前のことも他の会社の人から見たら凄いことだったり。普段似たような価値観の中で仕事をしている自分としては、新たな刺激を得ることができたり自分の立ち位置に気づくことができたことはよかったなと思っています。

 

でもそれだけじゃモチベーションは保てなかった。

やらないといけないことでもない(いや、プロボノとして参加して役割があるのだから大人としてやらないといけないことではあるけど。。。)、対価(=お金だけでなく、成長につながる経験)もない。。しかも本業で疲れてる・・・。

 

 

色々チャレンジしてみたい気持ちは常にあって、「副業」「プロボノ」先をついつい探してしまいます。でも、本気でやりたいことでない限り、手を出してはダメですね。今回のプロボノのように中途半端な気持ちでやるとただの時間の無駄になってしまいます。

 

 

私は器用じゃないから、なんだかんだ言っても本業を頑張ったほうがいのかもしれません。もしそうと決めてしまえば、副業先を探すこと自体無駄な時間とも言えますね。

そういえば、昔フロー状態を勉強したとき、人はフロー状態を経ることで成長していくということを知りました。フロー状態とは、「今」に集中している状態で、自分の実力よりもちょっと上のレベルのタスクにとりくんでいるとき入りやすいとのこと。

今私が置かれた状況を踏まえると、漠然とした将来に備えて中途半端なことをするのではなく、今を必死に生き抜くことが大事なのかもしれません。